16位 カールじいさんの空飛ぶ家
いくつになっても、旅に出る理由がある
冒頭の5-10分に限定すればピクサー最高傑作
伝説の滝「パラダイス・フォール」への冒険を夢見たカール少年とエリーが出会い、2人で見に行こうと約束。度重なる出費で資金はなかなか貯まらないけど、2人はとっても幸せそう。
しかし、カールがようやくチケットを手に入れたところで、エリーが病気に倒れて亡くなってしまう…。
このシーンはセリフは一切ないのですが、とにかくグッと引き込まれます。
ただ、この冒頭数分が素晴らし過ぎて、残りの映画が全て蛇足に感じてしまうのが残念なところ。チャールズ・マンツが悪役というのも予想できる展開。
それでも「風船で空を飛ぶ」という少年少女の夢を家付きで叶えてくれたディズニーには感謝!
17位 アーロと少年
それは、勇気を見つけるための冒険
「臆病な首長竜のアーロ」と「ひとりで育った少年・スポット」のやさしい物語
もしも恐竜時代に隕石が衝突しなかったら?
四足歩行の人間が描かれる貴重な作品でもあります笑
「臆病なアーロが冒険を通してたくましく成長する」というストーリーはややありきたりで低評価が多いのも頷けますが、わかっていても感動してしまう家族愛を描くのはピクサーの上手さ。
また圧倒的に進化した映像美もアーロと少年の魅力。恐竜の皮膚、木の葉や川の流れ、大迫力の洪水などCGとは思えないシーンの連続。ホタルが飛び交うシーンは素敵でしたね。
いいか小僧、怖さを受け入れろ。
自然と同じだ。逃げも逆らいもせず乗り越えていくんだ
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18位 バグズ・ライフ
ミクロの世界の超大作誕生!
毎年秋にホッパー率いるバッタ軍団に食料を納め、平和を維持しているアント・アイランドのアリたち。
効率よく食料を集めようとしたのフリックですが、“刈り取り機”が暴走、せっかく集めた食料を台なしにしてしまいます、バッタを怒らせてしまいます。
フリックはバッタからアリを守るために、用心棒を探す旅に出ますが…。
虫達は可愛らしく描かれていますが、物語に甘さはありません。自然界の厳しさがバッチリと描かれています。
「小さい存在」だと思い込んでいたアリ達が、バッタ軍団に立ち向かうシーンは必見です。
ただし、可愛くとも「虫らしさ」は残っているので、虫嫌いな子供に見せるかどうかは迷いどころです。
自分がどんなにちっぽけに思えても、それは君がまだ種だからだ。
ときがたてば必ずなれるさ。立派な木にね。
19位 メリダとおそろしの森
“森の魔法”を使ってはならない
〈家族の絆〉と運命を自分で切り開いていくヒロインの冒険を描いた、勇気と感動のファンタジー・アドベンチャー。
ピクサーで女性が主人公となるのはこれが初めてです。
お転婆な王女・メリダは“森の魔法”に掛けられた母・エリノア王妃を救うため、魔法を解く手掛かりを探して森に足を踏み入れる。
そこで彼女は、思いも寄らない自身の運命と向き合うことに。
運命は自分の中にある。必要なのは、それと向き合う勇気。