11位 トイ・ストーリー2
2大スター、ふたたび共演!
大ヒットシリーズの2作目。ウッディ誘拐事件が発生!バズとおもちゃ仲間たちは、ウッディを助け出すために外の世界に飛び出します。
本作のテーマは避けられない「子供たちとの別れ」
おもちゃには忘れられない、エミリーもアンディも。
でも向こうは忘れちゃう。
ずっと遊んでくれたアンディの元へ戻るか、それともおもちゃ博物館で永遠の命を得るのか。ウッディの気持ちは揺らぎ始めていました・・・。
これを見たら、昔遊んだおもちゃをきっと思い出すはず!!
おもちゃは子供に愛されてこそ生きる喜びがある。かつて、そう教えてくれた奴がいたんだ。
12位 WALL・E/ウォーリー
いちばんの願いは、誰かと手をつなぐこと――
前半は「無声映画の最高傑作」
主人公のウォーリーはロボットのため言葉を話せませんし、表情も変わりません。
そんな状況でも感情を表現できるのがピクサーの上手さ。
テレビを見て「誰かと手が繋ぎたい」と夢見ていること。 初めてイヴを見た時すぐに恋に落ちたこと。イヴに気持ちが伝わって喜ぶこと。
目の動きなど、さりげない仕草でウォーリーの感情が伝わってきます。
後半は文明社会に対する痛烈な批判が散りばめられています。
ようやく人間が登場しますが、太りすぎて1人では何もできません。誰もがロボットに「介護」されて生活します。
「便利なロボットに頼りすぎるとこんな未来が待っているよ」とピクサーは教えてくれます。
大人向けでありエンターテイメント性は乏しいものの、一度は見て欲しい素晴らしい作品です。
“私は生き残りたいんじゃない、生きたいんだ”
13位 ファインディング・ドリー
その秘密は、 人間の世界にある
「はーい、あたしドリー。あたし、なんでもすぐに忘れちゃうの。」
ニモの親友で、何でもすぐに忘れてしまうドリーがただひとつ忘れなかったのは《家族の思い出》
「今度は僕がドリーを助けるよ」
ニモと父マーリンと共に、ドリーの家族を探す感動の冒険が始まります。
「ママとパパ忘れたら?アタシのこと、忘れる?」
「絶対にあなたを忘れないわ、あなたも絶対に私たちを忘れない」
赤ちゃんドリーがとってもかわいい!「ファインディング・ニモ」同様に家族愛に溢れた作品です。
“忘れたくないのよ、どこかに家族がいるっていうことを”
14位 インサイド・ヘッド
これは、あなたの物語―
「インサイド・ヘッド」は主人公ライリーの感情が成熟していく過程を描いた感動的なストーリーです。
彼女の頭の中にいるのは“5つの感情たち”─ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。
人間の感情って複雑ですよね。特に思春期にはコントロールが難しくなります。
そんな感情を擬人化し、感情の起伏、思考や記憶、思い出や夢といった、心の中のさまざまな変化を、ビジュアルとして表現してみせてしまうのがピクサーの上手さ。
喜びの裏には悲しみがあり、悲しみがあるからこそ大きな喜びを感じられる。
それを子供にも分かりやすく伝えて、かつ一級のエンターテイメント作品としても成立させているのがこの作品の凄いところ。
思春期のお子さんがいるならぜひ観て欲しい作品です。
“カナシミ、あなたがやって。あなたが必要なの!”
15位 カーズ2
彼らの “友情” が “世界” を救う
カーズ2はメーターが主役のスピンオフ作品
メーターの魅力がそこかしこに溢れていて愉快な気持ちにさせてもらったが、上映後に感じたのは「コレジャナイ感」
実在するルート66を題材に、ノスタルジックな気分にさせてくれた前作「カーズ」の面影はどこへ?
1番ツッコミたいのが「車を擬人化したカーズで扱うべきテーマだったのか」ということ。
もちろん友情ストーリーがつまらないわけではありませんが、「ありふれた物語」に後退してしまった印象が強いです。
「カーズ2」はメーターが好きな人向けの作品です。
“ここが俺の居場所なんだ”
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