そこには”邪悪”が眠る
5000年封印された”究極の悪”が解き放たれる
壮大なキャッピコピーで公開された「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」
うーん、時間を無駄にした…
トム・クルーズが出てるから一応観ておくか程度だったんですが、完全に期待ハズレでした。いや、期待もそんなにしていなかったのでハズレ作品でした。
映画の途中で半分寝そうになったのは久しぶりです。
マミーとはミイラのこと。
往年のモンスター映画作品をリメイクする「ダーク・ユニバースプロジェクト」
その第一弾は85年前に公開された『ミイラ再生』のリメイクです。
今後も「ドラキュラ」「透明人間」「狼人間」「フランケンシュタイン」などのリメイクが検討されている模様。
ただ、本当にシリーズ化されるのかも怪しいくらいのガッカリ作品でした。海外の反応も良くないみたいですね。
この記事では「ザ・マミー」がなぜ失敗したのか振り返っていきます。
ザ・マミーの良かったシーン
Experience Brian Tyler’s score for #TheMummy, and see the film in theaters now. https://t.co/vYbmxalk6c pic.twitter.com/uHkJp7LAYn
— #TheMummy (@themummy) 2017年6月17日
批判だけするのは簡単ですが、良かったシーンも振り返っておきます。
飛行機落下アクション
Caught in a precarious situation: ask yourself, what would @TomCruise do? Catch all the action: coming soon https://t.co/wdn6BA72oW pic.twitter.com/EQ6cyHtom6
— #TheMummy (@themummy) 2017年7月30日
ホラー映画としてもアクション映画としてもイマイチな『ザ・マミー』ですが飛行機落下シーンは見事でした。
「どうやったらこんなシーン撮影できるんだろう?」と唸らされました。超スピードで落下すると機内ではほとんど身動き取れないんですね。
ジェニーを脱出させた後どうするのかとドキドキしていましたが、即死オチでした。あれだけの衝撃なら人体もバラバラになっていそうですが、そこが無事だったのはちょっと気になりました。
その他のアクションでは、ふっとんでくるバスをドアから入って回避するシーンも印象的でした。
ミイラの怖さ
See the movie, then take on #TheMummy yourself in #IMAXVR! pic.twitter.com/YldzdSkahT
— IMAX VR (@imax_vr) 2017年6月8日
ホラー映画かというとそれほどではありませんが、特に前半アマネットが復活するまで、画面にチラリとうつるミイラとその動きは怖かったです。変な表現ですが怖かわいい動きでした笑
ミイラが突然現れるシーンが連続して、観ている側からすると気持ちを落ち着かせるタイミングがほとんどなくドキドキしました。
ホラー映画好きからすると物足りないかもしれませんが、ああいうのが得意ではない観客には充分でしたね。
ザ・マミーがつまらない理由
Her destiny was denied – Princess Ahmanet was born to rule but never became Queen. Own #TheMummy Digital Aug 22, Blu-ray, DVD Sep 12 pic.twitter.com/a2myuhJzvf
— #TheMummy (@themummy) 2017年7月19日
続いて「ザ・マミー」が酷評されている理由を考えていきます。
アマネットの目的が分からない
The Mummy Review: First Dark Universe Movie Is a Blast https://t.co/WteNWtdHVm #TheMummy pic.twitter.com/UDUK2TNId7
— Movie News (@MoviewebMovies) 2017年6月7日
現代に蘇った王女アマネット
何で蘇ったのでしょうか?
次期女王になれずに憎悪を募らせていたのは分かります。でも憎悪の対象がいない現代で、その鬱憤を晴らそうとする理由がイマイチです。
公式パンフレットを読むと
何者かに盗まれたオシリス石を探し出し、セト神復活の儀式を再び行うため
と記載があります。
しかし「セト神復活」にどんな意味があるのかがさっぱりわかりません。
古代エジプト好きな方にはピンとくるかもしれませんが、背景を知らない観客からするとアマネットの行動原理がよくわかりません。
仮に「セト神復活」ができたとして、次に何をしたかったのでしょうか?
世界を制服するわけでもなく、かつて自分を苦しめた人に復讐するわけでもない。単にトムクルーズとケンカしていただけです。全然面白くない。
女王になりたいのであれば、その目的だけに集中すればいいのにね。
トムクルーズのキャラが立っていない
Witness the beginning of a #DarkUniverse. pic.twitter.com/8g9eIbQfGa
— #DarkUniverse (@darkuniverse) 2017年5月22日
特殊な生い立ちがあるわけでもない、特殊な能力があるわけでもない。
トムクルーズが普通の男性を演じただけ。
そりゃあ面白くないわ。
トムクルーズが演じた「ニック・モートン」の公式の設定は
金儲けのために働く兵士。戦闘地域で貴重な遺物を略奪し、最高値をつけた人物に売りさばいている。
ただし、ニックが金儲けのために行動したのは序盤の20-30分程度。
その場面で金に汚い印象がすりこまれたわけでもないため、その後いくらジェニーに「あなたは善い人」と言われてもピンときませんでしたね。
途中、修道院でジェニーを置き去りにして車を走らせたシーンは主人公とは思えませんでした。
ただの女遊び野郎ですね。
トム・クルーズファンの方はあれで満足なのでしょうか?
ザ・マミーのストーリーが分からない
「ザ・マミー」のストーリーをひとことでいうと、「アマネットが復活し、倒される話」
うん、面白味がない。
何で復活したの?(再掲)
ストーリーはそれしかなくて、それを2時間延々と引き伸ばしてやってるだけだから面白味がないよね。
途中、第3の存在である「プロディジウム」が現れたものの、彼らの「セト神を復活させて殺す」という目的も理解できません。
エジプト映画でこの辺の説明がないのが当たり前だとしたら、当分エジプト関連映画は見ないかな…。
ザ・マミーの楽しみ所がわからない
前半部分はひたすら「怖っ!」て思うシーンがたくさんありました。でも後半はホラーなのかアクションなのかいずれにしても中途半端です。
際立って怖いかというと微妙だし、際立ってアクションが凄いかというと微妙です。
「ミイラの怖さを感じ取る映画」と理解するのが一番なのでしょうか?
ザ・マミーの評判・口コミ
ということで、私が言える感想はこのくらいです。あとは特に感情が湧かなかったので、Twitterから感想を集めてみました。
映画評価サイトだと低評価が目立ちますが、Twitterだと割と好評ですね。
マミーのここが凄い!
・えっちなトムクルが見れる
・えっちなラッセル・クロウが見れる
・飛行機墜落ごときで騒ぐトムクルが見れる
・活きのいいゾンビがいっぱい
・割と王道のゾンビ映画
・ビンタ1発で吹っ飛ぶトムクルマミーのここがダメ
・字幕がなっち— 橘不死身@S4は円盤待ち (@tonymonpe) 2017年7月28日
み!!見た!!マミー見た!!!やばいですみんな見て!!面白いし萌えて悶絶しかしない!!!いくら10年以上の積年のトム愛があるからって詰め込みすぎだよ監督!!これが初監督作品のアレックスカーツマン監督が1番の化け物です!!!!! pic.twitter.com/PyBUEV1wtu
— ⚰👹おあげ😏✨ショーミーザマミー (@abraaaage) 2017年7月28日
#映画マミー のここが凄い!
・あのトムクルーズが2回り年下の女の子にボコられる
・ソフィアブテラちゃんのえっちさで童貞は死ぬ
・ラッセルクロウっていう演技の上手い熊さんがかわいい
・陸海空アクション
・ダークユニバースに楽しく入門できる映画マミーのここがダメ!
・戸田奈津子— 🐹馳せるデデだ 獅子は (@kumosuke55) 2017年7月28日
ザ・マミーはね、良いトム成分を摂取できるよ。
— さばみ (@misoo38) 2017年7月30日
ザ・マミー 友だちと観に行ってきた!!
臨場感あってメチャ面白かった!
今後のダークユニバースプロジェクトが凄い気になる(  ̄▽ ̄)— 王 (@shunsan0216) 2017年7月30日
ザ・マミーの一番好きなシーンはなんやかんやありジキル博士が案の定ハイドになり掴み合いしながらなんやかんやジキルの方に戻ったのになんか勢いでもう一回投げ飛ばした所です
— 繁 (@itinaturu) 2017年7月30日
確かにザ・マミーは思ったよりちゃんとホラー要素あってよかった。序盤のセトとの契約のシーンはなかなか気持ち悪く、生きたままミイラにされる展開も怖い。そこから先もひたすら蜘蛛!鴉!鼠!ゾンビ!などなどいかにもなホラー的ビジュアルをどんどこ突っ込んでくる。
— it0 (@i_t_0_) 2017年7月30日
面白くなくてまれに途中で見るのを止める映画がある
これもそのうちの一本