レミーのおいしいレストランの甘口レビュー|感想・ネタバレ

レミーのおいしいレストラン 感想
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レミーのおいしいレストラン」を視聴しました。

すぐにレストランに駆け込みたくなるような素敵な映画でしたね!紆余曲折ありましたが、最後はディズニーらしいハッピーエンドで幸せ気分です。

ただ、残念なことに「レミーのおいしいレストラン」の感想を検索してみると辛口レビューが多いんですよね。

辛口の理由は理解できるのですが、あまりにも辛口レビューが目立ちすぎて残念だったので、甘口な感想を書いてみました。

料理を愛する者の元には食べ物がやってくる

毎日の食卓を幸せに感じられる映画「レミーのおいしいレストラン」をレビューします。

レミーのおいしいレストラン あらすじ

料理の才能に恵まれ、今は亡き伝説のシェフであるグストーに憧れるネズミのレミー。

ある日、嵐で家族とはぐれたレミーは、グストーの幽霊に導かれ、現在は5つ星から3つ星に降格された彼のレストランにたどり着く。

店の厨房に居着いたレミーは見習いシェフのリングイニと出会い、彼を町いちばんのシェフにするべく影からアドバイスを与えることに。

やがて店は人気を取り戻していくが、そんな矢先思わぬトラブルが持ち上がり…。

あなたはレミー=ネズミを受け入れる?


さて、賛否両論の「レミーのおいしいレストラン」ですが、辛口レビューの多くは「ネズミが料理をするのが生理的にイヤだ」というものです。

これは理解できます。レミーはとってもかわいいですが、リアルドブネズミが料理をしているところを見ると、どんなに美味しくても食欲が失せてしまいそうです。

ネズミはレストラン業界にとってNGの象徴。私も飲食店でバイトしていた経験がありますが、厨房でネズミを見たらノータイムで抹殺するでしょう。

映画序盤、リングイニのつくったスープをレミーが味付けし直すシーンがありましたが、素手で食材を投げ込んでいたシーンは「うわあ…」と思いました。

ただ、清潔感さえ担保さえされればネズミが料理をするのはOKだと思います。

レミーが手を洗っていたり、ネズミの大群が食器洗い機で体を清めているシーンがありましたが(よく生きていたな)、要は雑菌さえ入らなければOKです。

人間だってあちこちに触れた手で調理をしていますが、石鹸で手洗いすればOK!美味しくて衛生的にも問題ない料理が作れるのであれば人間だろうがネズミだろうが誰が料理しても問題ないと思います。

私は単純にレミーの料理を食べたいと思いました!

大量のネズミが料理するシーンは壮観でワクワクしましたね!(現実で目撃すると気を失いそうですが笑)

リングイニは確かにクズい


辛口レビューで目立っていたのはダブル主人公である「リングイニのクズさ」

確かに見ていてイラっとするシーンが目立ちました。ただ、シェフのスキナーよりはよっぽどマシです。

スキナーはグストーの名声を利用しようと企んでばかり。料理しているところを一度も見られなかったのは残念です(シェフは本来そういうものかもしれませんが…)

リングイニの作ったスープもその味をほめるのではなく、どうにかして追い出そうと算段することに頭がいっぱい。会社でこんな上司がいたらイヤですよね。良い仕事をしたら褒めてもらいたいです。

一方で、リングイニは何もできないクズですが、グストーの名声を利用する考えは一切ありません。グストーの息子ということがわかり、労せず良い家に引っ越したシーンはムッとしましたが、それ以外は素直にレミーの正体を明かそうとする場面が目立ちました。

本当に自分の利益だけ考えているのであれば、レミーの正体を明かすことはしないはずです。だから私はリングイニを非難する気はありません。

“僕はキミの操り人形じゃないんだ!”
レミーに心ない言葉をかけたときもすぐに謝っていましたからね。

私もどちらかというと才能のない人間なので、”期待されたことのない”リングイニの気持ちはよくわかります。

レミーが天才すぎる


リングイニのクズさよりも、「レミーが天才すぎる」ことの方が気になりました。

大量の残飯を嗅ぎ分けてきたとはいえ、本格的な料理が実質初めてのレミーがフランスの評論家を納得させられるような料理をつくれるなんて信じられません。

この映画を通してレミーの料理は一切挫折なし。グストーの料理番組をみていたとはいえ、ちょっと凄すぎますね。

レミーの挫折は「食料を盗んでリングイニの信用を失ったこと」くらい。2時間程度の映画では難しいですが、料理の挫折シーンもちょっと見てみたかったです。

グストーのメンタル弱すぎ

臆病者に良い料理はつくれない

独創的に失敗をおそれず何にでも挑みなさい

どこで生まれ育とうが、他人に限界を決めさせてはいけない

諦めなければ何にでもできるのです

誰にでも料理はできますが

偉大な料理は勇気から生まれる

個人的に気になったのは世界最高のシェフ・グストーがあっさり亡くなったこと。

No.1評論家のイーゴに酷評されたことは確かに料理人としては辛いと思いますが、それだけで死んじゃうんですかね。どんな世界においても表舞台に立てば一定数の批判があるのは当たり前。

批判を受けても、そこでめげずにさらに美味しい料理をつくるのが「料理人」ではないでしょうか?

序盤で亡くなった設定に口を挟むつもりはありませんが、「事故死」などグストーの名声に傷つかない死に方をして欲しかったです。

レストラン「グストー」の料理人の反応をみても、グストーが愛される料理人であったことは良く分かりますからね。

それにしてもグストーの料理も認めないなんて、イーゴは辛口なレビューばかりを書いているのでしょうか?

食べ物が好きではない、愛しているのだ
愛せない食べ物は喉を通さない

美味しい料理はいつでも大歓迎ですが、美味しすぎる料理を一度知ってしまうと人生はちょっぴりつまらなくなってしまうかもしれませんね。

感動の期待値が高まりすぎると、ちょっと美味しいくらいでは感動しなくなりますから。

“幸せの鍵はえり好みしないこと”
ネズミのエミールとは正反対だと感じました。

完全に余談ですが、幸せなパフェをたべたければ「フルーツパーラーゴトー」がオススメです。

ラタトゥイユを食べたい

ラタトゥイユ
出典:夏野菜とウインナー、ベーコンのラタトゥイユ

さて、イーゴに少年時代の記憶を呼び起こした「ラタトゥイユ」はこんな料理

映画内の盛り付けはさすがフランス料理といった美しさでした。

説明があった通り、フランスの田舎料理のようですね。レミーはおばあさんの家で暮らしていた時に覚えたのでしょうか。

それにしても、ネズミに鉄砲をぶっ放すなんてなかなか激しいおばあさんでしたね。

MEMO
「レミーのおいしいレストラン」の英語タイトルはRatatouille(ラタトゥイユ)。リングイニが開いたお店の名前も「La RaTaTouille」です!

レミーのおいしいレストラン 名言集

レミーのおいしいレストランには何度でも味わいたい名言たくさん登場しました!その一部を紹介します。

現実には時々信じられない事があって、だからと言って、それが本当じゃないとは限らない。

人生で予測できるたった一つのことは、人生は予測できないっていう事実さ。
後ろばかり振り返っていると前で待ってるものに気がつかないぞ

良い料理とは舌で味わう音楽

鼻で楽しむ色彩

それは日常に溢れてる

周りを見渡せば誰にでも満喫できます

誰もが偉大な芸術家になれるわけではないが、誰が偉大な芸術家になってもおかしくはない

★おまけ★

レミーのおいしいレストラン 小ネタ集


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