実写版感想|なぜシンデレラと名乗ったのか全く理解できない

シンデレラ 感想
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ねえお父さん、なんであの人と再婚したの?

そんな悲鳴が聞こえてきそうな夜にこんばんは、灰まみれのらいとです。

2015年3月に公開された実写版映画「シンデレラ」
2年ほど経ちましたが、ようやくdTVで見ました!

シンデレラのストーリーは「ガラスの靴」「かぼちゃの馬車」などのキーワードをぼんやり覚えていた程度でしたが、子供の頃に本を読んだ懐かしい記憶が蘇ってきました。

「誰もが知っているお話」
それを実写化するならストーリーを大きく超える仕掛けが必要です。

ディズニーならではの映像美もありましたが、心にじんわり届いたのは、何よりも丁寧に描かれた家族の愛。

勇気と優しさをを信じること
それと、ちょっぴり魔法の隠し味を

鮮やかに蘇った実写版映画「シンデレラ」を紹介します!

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

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あらすじ

貿易商を営む父親が再婚し、継母とその連れ子である姉妹ドリゼラとアナスタシアと暮らすことになったエラ(リリー・ジェームズ)。

だが、父親が不慮の事故で命を落とし、それを機に継母と義理の姉妹からつらく当たられ、召使いのように扱われる毎日を送る。

勇気と優しさが魔法の力になるという亡き母の教えを胸にひどい仕打ちに耐えてきたエラだったが、ついにこらえきれずに家を飛び出してしまう。

森へと馬を走らせた彼女は、城で働いているという青年キット(リチャード・マッデン)と出会い、心惹(ひ)かれるが……。

出典:シネマトゥデイ – 映画の情報を毎日更新

子供の頃のシンデレラ

まず描かれたのはシンデレラの幼少時代

後にシンデレラと名乗る少女の名前は「エラ」

お家がお城、動物が家臣
そしてエラはプリンセス!

お父さんやお母さんと楽しそうにお姫様ごっこで遊ぶ幸せな姿が印象的でした。

ディズニー風にいうと「プリンセスごっこ」のほうがしっくりきますかね?笑

幸せな家族ですが、急病でお母さんが亡くなってしまいます。まだ若かったのに、医療技術が発達していない時代だったんでしょうね…

残されたエラとお父さん。お母さんとの思い出を大切に暮らしますが、お父さんは変化を求めます。

最後のチャンスに賭けてもいいかな?

そういってお父さんが再婚した相手がなかなか曲者でした。

シンデレラという名前の由来

継母(ままはは)は派手好きで連日パーティー三昧。義理の2人姉妹、アナスタシアとドリゼラは典型的なお転婆娘でした。

身の破滅よ、どう生きろと

エラの父さんが旅先で病死してからはやりたい放題

もともとエラの父さんを金づるくらいにしか思っていなかったんでしょうね。エラを屋根裏部屋においやり、使用人のように扱います。

遊んでばかりの継母と2人娘がどうやって収入を得て生活してるのかがずっと疑問でしたが、映画の後半に借金漬けであることが明らかにされました。

エラの父さんの遺産を少しづつ食いつぶしてきたんでしょうね。

勇気と優しさを忘れない。そして、両親の思い出がつまったこの家を大切にすること。ひどい扱いを受けながら、両親の思い出がつまった家で生活するエラ。

シンダー エラ、シンデレラね

顔に暖炉のススをつけてまで働くエラを見て、2人姉妹がつけた名前が「シンデレラ」

シンダー(cinder)とは、英語で灰のこと
「シンダーエラ」を直訳すると、「灰まみれのエラ」

「シンデレラ」が侮辱的な言葉だったのは驚きでした

「シンデレラ・ストーリー」という言葉は素敵な響きですが、「灰まみれの女の子の物語」に言葉を変えると随分印象が変わりますね。

シンデレラと王子の出会い

ある日、エラが馬で出掛けると、狩りをしていたキット(王子)に出会います。

エラが馬に乗れたことが意外だったのですが、お父さんに教わったのでしょう。

出会ったばかりなのに楽しそうに話すキットとエラ。エラにとっては久しぶりにあう理解者だったのでしょう。

どことなく王子の顔の雰囲気も父親に似ています。

生まれて初めて美女にあった

浮かれ気分の王子はエラと再会するために、国中の未婚の女性を招いて舞踏会を開くと言い出します。

さすが王子、行動が桁違いですね笑
小国とはいえ、国中の女性を集めるのは相当大変なはず

お城の大広間に全員入ったのは驚きでした。
某千葉県のシンデレラ城にはそんなスペースありませんが笑

シンデレラの青いドレス

舞踏会の話を聞いた継母と2人姉妹は大慌て。すぐさま仕立て屋にドレスを作らせます。

エラを愛せない継母ですが、なぜ2人の娘にはここまで愛を注げるのでしょうか?

それでも実の母親が着ていたドレスを縫い直したエラ

久々にキットに会えると浮かれ気分でしたが、
ドレスを「ボロ」「恥さらし」と罵られ舞踏会に連れていってもらえません

さらには「母のセンスを疑うわ」と大切なドレスを破かれてしまいます

自分のことを罵られるのは耐えてきましたが、母親を馬鹿にされて落ち込むエラ

そこに登場したのが皆さんご存知の魔女

「フェアリー・ゴッドマザー」というキラキラネームでした
自分で名乗っちゃうんですね

1杯のミルクよりも大切なのは優しさだよ

エラにミルクをもらったお礼に魔法をかけて、
かぼちゃを馬車に、
ねずみを白馬に、
トカゲとガチョウを従者と御者に変身させます

そして、母親の思い出のドレスまで…

ちょっぴり変えていい?

そういって出来上がったのが母親の面影が全く残っていない青いドレスでした。
エラ、怒っていいよ!笑

でもドレスが素敵なので喜ぶエラ
いいのかそれで

魔女がもうひとつプレゼントしてくれたのはガラスの靴

履き心地もいいわ

どう考えても無理がありますが、魔法のおかげってことにしておきましょう笑

シンデレラにかけられた魔法は真夜中の12時まで…

シンデレラ、舞踏会へ

舞踏会に遅れて登場したエラは会場中の視線を集めて優雅に階段を下ります

すぐにお互いを見つけたキットとエラ
王国史上いちばん歓迎された遅刻でしょう

是非お願いしたい、あなたの手を取って踊る栄誉を

誘い方が王子ですね笑

舞踏会(王子とエラのワンマンダンスショー)がスタート。めちゃくちゃ踊りにくい状況なのに、周りの視線を全く気にせずにいちゃつく王子とエラ。

みんなあなたを見てる
君に見とれてるんだ

エラがダンスできるのは父さんとプリンセスごっこしてきたからなんだろうなーと微笑ましく思いました。

幸せそうに踊る2人に影響され、ようやく大勢での舞踏会が始まります。

エラをシークレットガーデンに連れ出す王子

「秘密の庭」って書くと安っぽいが、ネイティブの流暢な「Secret Garden」はかっこ良かったです

いざプロポーズ、というところで12時が近いことに気づいたエラ

ステキな夜をありがとう

ガラスの靴で王子を足止めし、ダッシュで帰ります。あれだけのドレスを着て走るのは、数10Kgの鎧を着て走るよりも大変そう。

王子が追いつけなかったということは、尋常じゃない脚力の持ち主だということでしょう。「ドレス走」という競技があれば優勝できそうです。

キット殿下は立派な方ですわ。優しくて勇敢で、心から父君を愛しています

すれ違った国王に伝えるエラ
まんざらでもない様子の国王。幸せそうなキットを見て、素敵な女性だとわかったんでしょうね。

王子が愛した人を捕まえるために軍隊を召喚しますが、トカゲとガチョウとカボチャに振り切られます

あなたたちのおかげで夢を見れたわ
美しい夢を

幸せそうなエラ
それほど素敵な思い出だったんでしょうね

ミステリープリンセス

国王が残した遺言は「あの娘を探せ」

国力強化のために、王女との政略結婚ばかり考えていた国王ですが、息子の気持ちを尊重して思い直します

勇気と優しさをもてばこの国を守れます
その通りだ
感謝します、父上
愛する息子よ

ここの二人のやりとりはじんわりきました
やはり親の性格は遺伝しますね

「新しい国王陛下が愛を宣言された」

国王の喪があけると、カッコイイおふれが出ます

「ぜひとも本人は宮殿に名乗り出て欲しい」

おふれを聞いて幸せいっぱいなエラははしゃいで家に帰ります。ですが、しまっておいたはずのガラスの靴が見つかりません。

探し物はコレ?
王子と結婚するなら恩を返してちょうだい

伯爵夫人になることを要求する継母。借金生活から抜け出すためとはいえ、どこまで強欲なのでしょうか。

王子と王国をあなたから守ります

そう宣言したエラですが、次の瞬間、継母がガラスの靴を叩き割ります

どこまで意地悪なの?

お前は若くて清らかで素直だからよ
そこにあったのは恐ろしい女の嫉妬でした…

継母はシンデレラを屋根裏部屋に閉じ込めます。もはや狂気ですね。

私の名前はシンデレラ

兵士に変装した王子は国中のあらゆる女性にガラスの靴を履かせてみますが、誰も靴が合いません。

国中を探し回って最後に辿り着いたエラの家でも2人姉妹に靴は合いません。

諦めて帰ろうとしたところに、エラが口ずさんでいた歌が聞こえてきます。

王子が訪ねてきたことに気づいたエラ

魔法には頼れません
ありのままの自分を見せるのです
勇気と優しさを忘れずに

Who are you?
I’m Cinderella
靴がもし合えば愛して下さる?
もちろんだ、ありのままの僕でよければ

二人は幸せに結婚
残された家がどうなったのかが気になりますが、大切に扱われていることでしょう

シンデレラでいいの?

映画を通して1番疑問だったのは、

王子に名前を聞かれたエラが「シンデレラ」と名乗ったこと

シンデレラ(灰まみれのエラ)は継母につけられた屈辱的な言葉

映画内でも「言葉の呪文はエラを苦しめた」などといった表現があり、「シンデレラ」という名前をエラが気に入っていないことがわかります。

エラには最愛の両親がつけてくれた立派な名前があります。

なぜシンデレラは王子に「エラ」と名乗らなかったのでしょうか。

いままでも、これからも母親ではない

そう言い放ったエラが継母に恩を感じているはずがありません

もちろん「シンデレラ」ではなく「エラ」というタイトルであれば、この童話が世界的に有名になることはなかったでしょう

それでも、十分な時間をかけて物語を再構成したディズニーであれば、映画のタイトルはそのままでも、せめてこのシーンでは「エラ」と名乗って欲しかった。

そのモヤモヤがいまも晴れません。

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>> dTVでシンデレラを見る


※本作品の配信情報は2017年7月5日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはdTVのホームページもしくはアプリをご確認ください。 

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1 COMMENT

匿名

コメント失礼致します。
あくまで個人の意見なのですが、エラは灰まみれのありのままの自分でも愛してくれますかという意味でシンデレラと名乗ったのではないでしょうか。

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