感想|ちょっと今から仕事辞めてくるは他人事で見れない映画だった ※ネタバレあり

いやー、バヌアツ綺麗だった!

エンドロール見ないで帰るつもりだったけどドローンで撮影したっぽいバヌアツが綺麗すぎたのと、コブクロの「心」って主題歌が素敵すぎて最後まで見入ってしまいました。

「ちょっと今から仕事やめてくる」
エグかった!!!!

原作は読んだことありませんが、タイトルをみれば「ブラック企業を題材にして、会社を辞めてハッピーになる」というストーリーはみんな予想していたと思います。

ただ、ブラックさがこちらの想像を遥かに超えてきました。

誰かが怒られているところを聞くのってツライですよね。 

会社で迷惑をかけてしまうことが多い私は他人毎で見られませんでした。

ハッピーエンドで本当に良かった。
この映画がバッドエンドだったら上映後に自殺者出そうな勢いでしたね。

ブラック&ブラック&ブラック

でも、最後は救われる!
そんな映画「ちょっと今から仕事辞めてくる」を紹介します。

既に披露していますが、ネタバレを含みますのでご注意ください。

ちょいやめのあらすじ


「ちょっと今から仕事やめてくる」予告

激務により心も体も疲れ果ててしまった青山隆(工藤阿須加)は、意識を失い電車にはねられそうになったところをヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男に助けられる。

幼なじみだという彼に心当たりのない隆だが、ヤマモトに出会ってから仕事は順調にいき明るさも戻ってきた。

ある日隆は、ヤマモトが3年前に自殺していたことを知り……。

(出典:シネマトゥデイ

ちょいやめのブラックさがヤバい

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とにかくブラックなこの映画
冒頭からブラックさ全開です。

まず、出社後の全員でのラジオ体操
この時点で結構やばいです

続いて社訓の斉唱
社訓の内容もとにかくエグかった

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出典:映画『ちょっと今から仕事やめてくる』ヤマモト必要度診断

心なんか捨てろ、折れる心が無ければ耐えられる

…ツッコミどころ満載ですね。
こんな社訓の会社実在するのかな?
事前に知っていたら入社するいなさそう…

  •  緊急案件のタクシー代自腹
  •  どなりまくる&罵倒しまくる上司
  •  セクハラ発言
  •  損失を給料から天引き
  •  3ヶ月連続残業150時間
  •  残業代なし

まさにブラック企業のオールスターですね。

こんなん、主人公の青山くん(工藤阿須加)じゃなくても辞める人いるでしょ!

この映画最大の見せ場はもちろん「会社を辞めるシーン」

部長が驚いてたけど、日常的に社員が辞めてそう笑
主人公の青山くんが仕事ミスしてみんなの前で罵倒されて、土下座しながらひたすら

「すいませんでした、申し訳ありませんでした」

と叫ぶシーンはマジで見てられなかったです。思わず耳ふさいじゃいました。

パワハラ上司役は吉田鋼太郎さんが演じていたのですが、最後まで救いようのないクソ野郎でした。

こんな人が身近にいたら気が狂っちゃいそうです。

“ちょいやめ”の天使・ヤマモト

パワハラの餌食となって疲れ果てていた青山くんが駅のホームでふらふらーっと死の予感を漂わせていたところに現れたのがもう1人の主人公・ヤマモト(マジ天使)

福士蒼汰さんが演じたヤマモトが底抜けに明るすぎて、登場時は引きましたね笑

めちゃくちゃ落ち込んでるところにこんな太陽みたいな人きたらツライでしょ。

現実でこんな明るい人が現れたら「この人絶対ネットワークビジネスの人だ」と疑いそう笑

でもそんなヤマモトに影響されて、明るくなっていく青山くん。

ポジティブな影響を与えられる人っていいよね!

仕事も上手くいってきてノリノリな青山くんだったけど、重要な仕事でまさかのミス!(真相は映画で)

その上、信頼&尊敬してた優しい先輩から

「消えろ、バカ」
といわれてしまう始末

こんなん青山くんじゃなくても心折れちゃうよ!

(社訓再掲:心なんて捨てろ、折れる心がなければ耐えられる)

経験ある人もいると思いますが、怖い人に怒られるよりも、優しい人に怒られたほうがダメージでかいんですよね〜

当然の如く自殺フラグ(2回目)
やめて、ビルの屋上とか怖いから立たないで!

このシーンは長い時間ビルの屋上の端に立ってて見てるのツラかったです。
「早く安全な場所に移動して!」って。

天使ヤマモト登場(2回目)

そこでまたもや駆けつけたヤマモトが青山くんを救います。

このヤマモトがいいこというんです!

希望はなくならないよ
見えなくなってしまうだけだ

人生は誰のためにあると思う?
お前を大切に思っている人のため

人生ってそれほど悪いもんやないやろ

いやー、ホント聖人みたいでした
こんな人に裏切られたら絶望しそう

そんなヤマモトに影響されて久々に実家に帰る青山くん

もしも会社辞めたいっていったらどうする?
両親の前でドキドキの質問

人生なんて生きてさえいれば案外どうにでもなる

全く否定せずに受け入れる両親。家族の愛を感じるシーンでした。ここで猛反対されたら八方塞がりだったからよかったよかった。

これで心の整理がついた青山くん

ちょっと今から仕事やめてくる
そうヤマモトに宣言して会社へ

仕事辞めた後はバヌアツの子供たちと楽しそうに笑ってましたね

会社に残ってた人の方が心配になるレベル(特に五十嵐さん)

バヌアツ共和国は初めて知りましたが、オーストラリアの近くにある島国なんですね!

オープニングから「どこなんだろう?」ってずっと気になってました。エンドロールを見るまで「バヌアツ」と聞き取れなかったのは内緒です。

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出典:バヌアツとは

転職するのは大変?

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出典:きれいな海@バヌアツ共和国

さてさて、この映画のテーマといえばやっぱり「ブラック企業

転職って大変なんだなーって改めて思いました。青山くんが働いていたのは即逃げ出したいレベルのブラック企業。あそこまでいけば逆に辞めやすそうだけど…。

私は転職したことないからわかりませんが、会社辞めるのってやっぱり難しいんですね。

映画を見ながらずーっと「逃げてー!」って心の中で叫んでましたが、当事者になると視野が狭くなっちゃうんですね。

青山くんの部屋がどんどん汚くなっていったのが印象的でした。

個人的な意見だけど、会社の給料だけに依存して生きてると、どんどん精神的に追い込まれちゃうのかなーって思います

私は少額ながらも、会社以外でも収入が得られるようにコツコツ努力してます。

本当に会社で充実している人を除いて、会社の給料以外に収入を得る道を作ればいいのになーって思います。

そうすれば過労死とかうつ病とか減りそうだし、ブラック企業からどんどん人が逃げていけばまともな経営をせざるを得なくなりますからね。

そこまでいうのはさすがに安直だけど、とにかくハッピーエンドでよかった!

映画で繰り返し語られていましたが「生きていればどうにでもなる」
特に日本で暮らしていれば死ぬことはまずありませんからね!

ということで、ちょっと今から仕事辞めてきます

▼原作ではヤマモトはカウンセラーです。

▼漫画版では上司に怒鳴られても応戦する青山くん

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