こんにちは、らいとです。
小1の頃からコナンを愛読しています。
コナン映画全作振り返ろう企画の17回目は「絶海の探偵」
絶海の探偵とはコナン、そしてイージス艦のこと。
防衛省・海上自衛隊全面協力の元、イージス艦の細部までが詳細に描かれます。海上がメインとなるのは「水平線上の陰謀」以来。
監督は初めて静野孔文さんが単独で担当。過去2作のアクション重視とは打って変わって、推理重視の作品となりました。
比較的地味ながらもしっかりと作り込まれた作品です。歴代コナン作品の中でも、隠れた名作といえるのではないでしょうか。
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絶海の探偵 あらすじ
京都・舞鶴湾で行われたイージス艦の体験航海に参加したコナン、蘭、小五郎、そして少年探偵団たち。海上自衛隊員による案内のもと、大迫力の対空戦闘訓練を見学していた。
しかし突如、謎の敵の襲来を受け、訓練は狂気の現実へと変わる! 隊員たちの冷静な対処によって何とか事態は落ち着いたものの、敵の狙いは果たして…。
そんな最中、自衛隊員の左腕が艦内で発見される! コナンは、灰原や阿笠博士、そして平次と協力して捜査に乗り出す。
そしてついに、艦内に某国のスパイXが乗りこんでいることを知る!
絶海の探偵 ダイジェスト
京都・舞鶴湾で行われた海上自衛隊によるイージス護衛艦「ほたか」の体験航海に参加するコナンたち。
自衛隊とあって、鈴木財閥の力は使えず10倍以上率の抽選を見事引き当てた。あれだけの人数分あてるのは超ムズイぞ。
不審船の騒ぎにより入艦検査で携帯電話を取り上げられたコナンは衛星電話で博士と会話。あんなちっちゃい腕時計で衛星通信できるなんて、相変わらず博士の技術力は高いすぎる。
よかったら、この時計使ってください
携帯を時計がわりにしていた蘭に電波時計を貸す光彦。電波時計は朝と夕方の5時に電波を受信することで正確な時間を刻むことができる。
イージス艦の最高機密・CICで対空対潜戦闘の訓練を見学するコナンたち。
なんか芝居が急にリアルじゃねえか?
訓練は順調に進むが、突如未確認物体が接近する。
重苦しい空気に変わる船内。
目標さらに接近
ついには対船閃光魚雷を発射するイージス艦。未確認物体は、潮になって流れてきた廃船だった。
名探偵と美人自衛官、アリだなあ
美人に目がないおっちゃんは今回もずけずけと声をかける。そのナンパ力はみならったほうがよいかもしれない。
あっ、せめて名刺だけでも
小五郎が渡したのは「金の名刺」
どんな事件現場でも目立つように作ったらしいが悪趣味である。
衛星電話で博士と電話するコナン。しかしここは最高機密情報を扱うイージス艦。衛星電波をキャッチされ、不審者だと勘違いされてしまう
まさか乗客の中にXが…
頻繁にトイレに行くコナンを見かねて付き添う蘭だが迷ってしまう。
そういやコイツ、方向音痴だったな
トロピカルランドでの出来事を思い出すコナン
もう1人でうろちょろしないようにな、
今度は帰れなくなっちまうぞ
大丈夫よ、どんなに迷っても見つけてくれるんでしょ
だって新一は名探偵なんだから
おめえの1人や2人、どこにいたって見つけ出してやっからさ
なんだか久々のラブラブシーン
新一に電話する蘭。衛星電話で受信するコナン。
オレがそばにいねーと不安なのか?
何バカなこと言ってんの、そんなわけないでしょ
・・・そばにいんだけどな
ばーか
館長室に忍びこんだ謎の女性自衛官。
その正体は情報保全隊員。自衛隊の情報の管理や自衛官の思想の監視が仕事だ。
私はあなた方とはちがい国家のために仕事を・・・
あんたたちの考えがそんなんじゃ国家を守るどころかXを捕まえることもできやしねーよ。協力しようじゃねーか、日本のために
船の上だとカッコイイおっちゃん
情報保全隊員の目的は「若狭基地からイージス艦のデータが流れていることの捜査」
データの流出先は竹川という男が代表の休眠会社。情報保全隊員はタケカワと同じ国のスパイが艦内に乗り込んだとみている。
タケカワを京都市内で確認した
平次と和葉が竹川を追う。かつて泉州空港と呼ばれた関西国際空港に移動する。
一方で、艦内のスパイXは蘭が戦うことに。刃物を持ったスパイを圧倒する蘭だが、卑怯な手によって海に落とされてしまう。
ひとりで竹川を追う和葉。それは無謀やで。
竹川に銃口を向けられる。
和葉ーーー、、伏せーー!
ギリギリのタイミングで和葉を庇って撃たれる平次。このときの和葉がとにかくカワイイ
一方、イージス艦の甲板ではコナンのダイレクトボレーでスパイXをノックアウト!
一件落着に見えたが、蘭が海に落ちたとこに気づく。
海流のため捜索範囲が広い。海水温が下がり、一刻の猶予もない状況。
この船ってすごいんですよね
海の名探偵なんだろ!
コナンはイージス艦のレーダーを使って蘭の電波時計を探すことに。
レーダーの反応があった場所に向かうヘリ。おっちゃんの金の名刺が蘭の居場所を示す。
無事に救助完了。1時間以上海の中にいたのに意識がはっきりしている蘭。
おっちゃん、ありがとう
悪趣味な名刺が蘭の命を救った。
絶海の探偵 感想
とにかく地味でリアルな作品。
アクションシーンはほとんどなし。分かりやすい戦争ではなく、「国家の危機とはこういうこと」といわばんばかりの出来事がリアルに進行していきます。
「水平線上の陰謀」と同様に今回も陸上と海上でそれぞれストーリーが進行。海上の船内だけではストーリーが限られてしまう。
CIC、海上保全隊員、TBTなど聞きなれない言葉が多数登場する。軍事マニアの人はともかく、一般の人は概要を把握するのに時間がかかったのではないか。
衛星電話が探知されたり、小磁気室から通話したりととにかく芸が細かい。
話の大枠としては、某国のスパイXを捕まえることが目的。「あの国」とは結局どの国だったのか?(名言すると問題になりそうだからこのままでいいけど)
クラウドを使ったり、付着物を解析したり、竹川をオービスで追跡したりと、ハイテク機器をフル活用。推理映画というよりも、リアルなドラマという印象すらあった。
灰原を「ちっちゃなねーちゃん」と呼ぶ平次。和葉以外は頑なに名前で呼ばない。
新犯人の推理のところは、結局「事故」を推理しただけ。最後に1本の線を通したのはよかったけど意外性は少なく、蛇足感すらあった。
絶海の探偵の1番の見所は海に落ちた蘭を救出するシーン。1時間近く海の中にいて意識がはっきりしている蘭ちゃんはスーパーウーマンである。そういえば体術もかなり進化していた。
光彦が渡した防水性の電波時計を、海の名探偵・イージス艦のレーダーで感知するという展開はお見事。4kmも先にある微弱な電波をつきとめるなんて優秀だね。
一度目のレーダー照射で反応がなく、コナンが「らあああああああん」と叫んでから探知できたのはなくてもよかったかなー。
おっちゃんの金色の名刺がこんなとこで活きてくるとはビックリ。でも、いつ名刺が蘭のポケットからこぼれたのかはわからないけど、海流でもっと名刺が分散していそうだけどね。何百枚持っていたのだろうか。
必ず見つけてくれるんでしょ
他力でありながら、あの状況でできる限りのことをやったコナンはさすが。ヘリに乗せてもらえなかったのも、リアルさを追求する絶海の探偵っぽい。
平次と和葉を登場させる意味があったのかイマイチわからなかったけど、和葉が可愛かったからオッケー(笑)
関西空港の倉庫によく潜入できたね、警備員いたのに。
とにかくリアルな作品。アクションシーンばかりだと”ありえない”と批判する人がいて、一方でこういうリアルに忠実な作品をやると”つまらない”と批判する人がいる。
コナン映画はバランス感覚が大事だと再認識した作品。
いつかイージス艦に乗ってみたいな!
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※本作品の配信情報は2022年4月25日時点のものです。配信が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはHuluのホームページをご確認ください。
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